怖いパイセン方に;汗;「未知のvirusは、絶対に在るんやから!!」
と言われて育ったわたしです。
当時鍛えてくれた師匠たちは定年後にお好みのクリニックで働いたり、全く違う仕事をまったりしながら悠々自適にお過ごしです。
医療従事者の中でも常に血液や体液にさらされるチャンスが多いのでは・・と思う科が周手術期と産婦人科。
その他の科も、飛沫してくるもの・・・いわゆる患者さんの体から出てくる分泌液等は、痰を取り扱う科、包括ケア病棟や療養病棟ではおむつ交換でもつきものです。おむつ交換中の感染防御は、ナース以外であっても介護士さん方ももちろんちゃんとされています。というのも、交換中に突然飛び出してくる!なんてこともあるので。
それ以上に、突然血液が飛びかかってきたり(!)なんて驚きなシチュエーションも日常><; な、手術室や産婦人科外来や病棟処置室。
文字では伝わりにくいでしょうか・・臨場感には欠けますが
例えば、出産中はしっかりPPE(personal protective eqipment~ゴーグル・マスク・エプロンなどの個人要防護具といわれるもの)を装着していますが、タイミングというか患者さんの体制というか・・体位態勢によっては急にばしゃーってかかってくることもないことではないです。
◎だいぶ進んでしまった子宮がんや膣がん等の患部の洗浄
◎がん性のもので腹水や胸水を抜く処置
◎出産以外でも、流産などの処置
などが特に突然飛んでくるリスクや、その後片付けでも曝露されることもあるので(他科でも基本は同じですが)特に!感染に注意しなければならないシチュエーションです。
いま着けているゴム手袋やプラスチック製手袋もハコに何百枚入っているものの中に1枚とか2枚は破損しているものがあったりして
念のために二重につけたり
時間があれば破れがないかを確認したりしなきゃいけない、と厳しめに行ってくれたパイセン方。
確かに大きな病院で検査部門も自立してるところでは、入院した時点で外来に通っているときに感染症関係、いわゆる肝炎系とかそのあたりは調べていたりします。
出産や手術に至ってはHIVや梅毒など医療従事者や胎児に影響のあるものは、公的補助で受けられる検査もあります。
この辺はまた機会があれば別タイトルで話せたらと思っています。
で、長くなってしまい
血液にどれだけさらされてきたか自慢をしたいわけではなくてですね(笑)、医療従事者である限り、働いていれば就く処置は選べないし選ばないです、仕事である以上は。
一番に言いたいことは、入院時にはピンポイントでターゲットのその項目でしか検査をしないワケで。今まだ分かっていないことってたくさんあるんですよ。
だからSARSとかMARSでザワザワしていた時は「ほらナ、まだわからんものがたくさんあるでー」みたいなこと、パイセン方は言ってました。
「今、まだ検査もできてないような知られていないvirusはどーなの?」って話を一生懸命に伝えてくれていたんだと思います。なんて素敵なパイセン方・・怖かったけど( ´∀` )
言い方!!!(笑)でも
こんな現状になった今、すごくありがたかったご指導だなぁと思います。もう20年以上も前です。
当時、スタンダードな処置や分娩介助の時に着けるものとしたら
ガウン(それも布・・)、手袋、マスク だけでした。
わたしがひよっ子当時に、定年後にまだ病棟勤務を非常勤でされていた大先輩は肝炎に罹患していました。命を落としかけた方もいるようでした。
大先輩がまだひよっ子時代には、時代的にもですが
使い捨ての手袋がなかったのですね。でも「アタシの手はツルツルよ」って言ってましたね・・プラセンタのことを言いたいのか??と身震いしましたが、歳の近いパイセン方は
そのような大先輩方を見てきて、わたしたちに「未知のvirusってのは、絶対に在るんだぞ、気をつけて身を護れ」ってことを伝えてくれていたのです。
今までがインプットばかりの人生だったような気がしていて
うまくアウトプットできるかどうか・・な2つ目の投稿でした。